2016年04月18日

西成特区構想考(1)その1 

「作法の転換」−「根回し・こなし」から「究極の情報公開」へ
徒弟制度からの脱却過程の混乱???


「西成特区構想」の話題性は、現地ではいざ知らず、世間では旧聞に属するものとなりかけているようだ。

日経新聞の『無料検索サイト「新聞トレンド」』で、「あいりん特区 」「西成特区」「西成特区構想」を検索したところ、以下の結果となった。(この検索では、朝日新聞は対象外のようである。
2011年04月16日〜2016年04月15日 
      あいりん特区   西成特区    西成特区構想
合計記事数     1件     171件       153件
No.1    毎日新聞(1)  産経新聞(52)  産経新聞(47)
No.2  日本経済新聞(0)  読売新聞(36)  読売新聞(32)
No.3  日経産業新聞(0)  毎日新聞(35)  毎日新聞(31)

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 グラフを見ると、2012年1月1日まではキーワードを使った記事はなく、その後、急激に増えている。西成図書館で「多機能OMLIS」を使い、新聞記事検索をしたところ1月18日以前には、特区の内容を含むあいりん・西成区関連の記事はほぼなかった。勿論、結核がらみ、露店・ごみ問題の単独記事はある。

 大阪市のホームページで、西成特区構想の概要と、発端から今日までの各種会合の日程や資料が公開されている。
http://www.city.osaka.lg.jp/nishinari/page/0000168733.html
それを参照して傾向を探ると、マスメディアの取り扱いが最も多かったのは、特区構想う打ち出しの時期(2012・平成24年1月〜7月にかけて)、次いで大きい山は、2014(平成26)年のテーマ別シンポジュームが開催された時期。3番目に大きな山は、その前年の「第4回西成特区構想プロジェクトチーム会議−平成25年2月27日」が開催された前後と見なせる。
 最近では、単発トピック的な取り扱いはあるが、複数日にわたる報道という注目度ではなくなっていることを示しているように思われる。

 そんな下火傾向の話題を、少し掘り下げてみる。



posted by kamamat at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 西成特区構想
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